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新型コロナ対策、ソーシャルディスタンス有効 帝京大学

2020/06/01

 帝京大学医学部の園生雅弘教授、神林隆道臨床助手らの研究グループは、札幌医科大学、岐阜大学、大阪医科大学との共同研究で公開データを用いて新型コロナウイルスの封じ込め成功の原因を調べたところ、主因がソーシャルディスタンスで、PCR検査を広く行うことの影響が少ないことを突き止めた。

 研究グループは5月16日時点で感染者数1,000人以上の90カ国について、1週間に発生した新型コロナ新規感染者数の最新値を過去の最大値で割った封じ込め成功度と、人口中のPCR検査率、1人当たりの国民総生産(GDP)との相関を調べた。

 それによると、封じ込め成功は検査率、GDPとも有意な相関関係にあったが、封じ込め成功度をGDPだけで説明することができた。タイ、マレーシア、シンガポールの東南アジア3国を見ると、検査率が低いほど封じ込めに成功していた。

 日本は検査率0.19%という低さが問題として指摘されることが多いが、検査率2~7%の欧米諸国に比べ、封じ込め度でフランス、ドイツ、スペイン、イタリアに引けを取らず、米国、英国、スウェーデンより良い状況だった。

 検査率世界最高のアイスランドは封じ込め度も世界最高だったが、検査率2、3位のUAE、バーレーンは封じ込めに成功していなかった。

 研究グループはPCR検査について医師が必要と判断した場合、速やかに実行できる体制を取ることが必要としているが、日本の現在の方針で基本的に問題ないとみている。

論文情報:【Public Health】Correlation between PCR Examination Rate among the Population and the Containment of Pandemic of COVID-19

大学ジャーナルオンライン:https://univ-journal.jp/32597/

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